自由を追いかけて迷子中!どうもタクマネです!
今回は、僕が約10年間働いてきた介護職について書いていきます。
介護職に興味がある方の中には、
「介護の仕事って実際どのくらい大変なの?」
「介護職を10年続けると、どんなことが大変だった?」
「認知症の方への対応って難しい?」
「給料に対して仕事はきつい?」
といった疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
僕は特別養護老人ホーム(特養)で約10年間、介護職として働いてきました。
もちろん、介護の仕事には大変なことだけではなく、やりがいや身につくこともあります。
それでも、10年間働いてきたからこそ「これは大変だったな」と感じることはたくさんありました。
そこで今回は、僕自身の経験をもとに、介護職で大変だったことを7つ紹介します。
これから介護職を目指している方や、介護職への転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。
※この記事では、僕が実際に特養で働いた経験をもとに書いています。職員数や仕事内容、勤務体制などは施設によって異なります。
介護職で大変だったこと7選
僕が約10年間、特養で働いてきて大変だと感じたことは、主に次の7つです。
- 人手不足による負担
- 認知症の方への対応
- 排泄介助や身体的な負担
- 夜勤による生活リズムの乱れ
- 職員同士の人間関係
- 家族対応
- 精神的な負担や緊急対応
一つずつ、実際に働いて感じたことを紹介していきます。
1.人手不足による負担
介護職で大変だと感じることの一つが、人手不足による負担です。
僕が働いていた施設では、基本的には残業が発生しないようにシフトが組まれていました。
しかし、職員が急に休んでしまうと話が変わります。
例えば、職員が休むことで入浴が中止になったり、予定していなかった残業が発生したりすることがありました。
もともとギリギリの人数でシフトが組まれているため、一人欠けるだけでも現場への影響が大きくなります。
日勤でも一人でフロアを見ることがある
僕が働いていた施設では、日勤の場合、大変なフロアは職員2人体制、比較的落ち着いているフロアは1人体制ということがありました。
例えば、
- 大変なフロア:利用者12名を職員2人
- 比較的落ち着いているフロア:利用者12名を職員1人
というような体制です。
合計すると、24名の利用者さんを3人の職員で見ることになります。
もちろん利用者さんの状態や施設の体制によって違いますが、職員が一人休むだけでも現場の負担が増えることは珍しくありませんでした。
介護の仕事は、一人ひとりに合わせた対応が必要です。
そのため、単純に「利用者さん○人に対して職員○人」という数字だけでは、実際の忙しさは判断できないと思います。
2.認知症の方への対応
特養では、認知症の方も多く入所されています。
僕が働いていた施設でも、認知症の方への対応は日常的にありました。
例えば、
- 暴言
- 拒否
- 夜間に眠らない
- 帰宅願望
- 同じことを何度も訴える
- 徘徊
- 転倒リスクが高い方への対応
- 食事を食べてくれない
などです。
正直に言えば、どれか一つだけが大変というより、これらは介護現場では日常的に起こることでした。
利用者さんによって対応を変える必要がある
認知症の方への対応で、僕が10年間働いて学んだことがあります。
それは、
「全員に同じ声掛けをしても上手くいくわけではない」
ということです。
同じ「トイレに行きましょう」という声掛けでも、すんなり応じてくれる方もいれば、強く拒否する方もいます。
そこで、ベテラン職員の声掛けや対応方法を実際に見て、そこから学んでいきました。
「この人にはこういう声掛けがいい」
「このタイミングなら動いてくれる」
など、一人ひとりの特徴を理解していくことが大切です。
最初からできるわけではありません。
実際に利用者さんと関わりながら、少しずつ対応方法を身につけていきました。
一人で抱え込まないことも大切
どうしても自分では対応が難しい利用者さんもいます。
そういうときは、他の職員に代わってもらうことも必要です。
介護職は一人で全てを解決しようとするのではなく、職員同士で連携することも大切だと感じました。
3.排泄介助や身体的な負担
介護職ならではの大変さとして、排泄介助もあります。
特養ではオムツを使用している利用者さんも多いため、オムツ交換の件数も比較的多いと思います。
僕自身、介護職を始めたばかりの頃は、陰部洗浄などに抵抗がありました。
ただ、これは仕事として何度も経験していくうちに慣れていきました。
最初は抵抗があっても、続けていれば徐々に慣れていくものだと思います。
オムツ交換は一筋縄ではいかない
オムツ交換も、単純にオムツを交換すれば終わりというわけではありません。
例えば、男性の利用者さんの中には、オムツの中に手を入れてしまう方もいました。
その結果、パッドに排泄物が入らず、衣類がびしょ濡れになってしまったこともあります。
また、身長が大きく体重もある利用者さんもいます。
介助者の指示が通り、協力してくれる方なら比較的介助しやすいのですが、そうではない方の場合は一人で無理をせず、二人で介助することもあります。
トイレ介助が重なることもある
介護現場では、なぜかトイレ介助が重なることもあります。
一人の利用者さんをトイレに誘導している間に、別の利用者さんからナースコールが鳴る。
さらに別の方から「トイレに行きたい」と言われる。
こんなこともあります。
そのような場合は、利用者さんの状態や緊急性などを考えて、優先順位を決めながら対応していきます。
これは利用者さん一人ひとりのことを理解していないと、なかなかできません。
しかし、経験を積んでいくと、少しずつ判断できるようになっていきます。
腰への負担には注意が必要
介護職というと「腰を痛めやすい」というイメージを持っている方も多いと思います。
実際、介助方法を間違えたり、無理な姿勢で介助したりすると、腰への負担につながります。
最近では、介助する側の負担を減らすための福祉用具も増えています。
積極的に福祉用具を導入している施設もあれば、そうでない施設もあります。
福祉用具を上手く活用しながら、介護の基本的な動きや正しい介助方法を身につけることは大切だと思います。
僕が働いていた職場でも、ぎっくり腰になってしまう職員はいました。
そのため、これから介護職を目指す方は、施設を選ぶ際に「どんな福祉用具が導入されているのか」を確認してみるのも一つの方法だと思います。
4.夜勤による生活リズムの乱れ
介護職の大変なところとして、夜勤もあります。
僕が働いていた施設では、夜勤は17時から翌9時まででした。
夜勤中は夕食介助、就寝介助、巡回、オムツ交換、ナースコール対応、起床介助、朝食介助など、さまざまな仕事があります。
詳しい夜勤の仕事内容については、こちらの記事で紹介しています。
特養の夜勤の仕事内容・流れを経験者が解説|10年間働いた僕のリアルな1日
僕自身は19歳~30歳くらいまでの比較的若い時期に介護職をしていたので、身体を痛めることはそこまで多くありませんでした。
ただ、夜勤があることで生活リズムが崩れやすく、体調管理が難しいと感じることはありました。
夜勤明けの日は眠かったり、変なテンションになったりすることもあります。
一方で、夜勤が終わった朝に帰宅できるという、夜勤ならではの開放感もありました。
勤務によっては、
夜勤 → 明け → 休み
となることもあり、この勤務が好きという人もいると思います。
夜勤が大変かどうかは、体質や生活スタイルによっても変わるので、向き不向きはあると思います。
5.職員同士の人間関係
介護職に限った話ではありませんが、職場の人間関係も大変な部分です。
僕が働いていた施設では、比較的年配の職員が多く、今の介護のやり方とは少し違う考え方を持っている方もいました。
中には、いわゆる「お局さん」のような立場の人もいましたし、仕事中に雑談が多い人もいました。
ただ、僕自身は、
「あまり角が立たないように仕事をする」
ことを意識していました。
利用者さんを不穏にさせない。
やるべき仕事をしっかりやる。
周囲と必要なコミュニケーションを取る。
当たり前のことをきちんとやっていれば、そこまで大きな問題になることはありませんでした。
介護の仕事は一人で完結する仕事ではないので、職員同士で協力することが大切です。
自分のやり方だけを押し通すのではなく、相手の考えも聞きながら仕事をすることが、長く働くうえでは大切だと感じました。
6.家族対応
介護職では、利用者さん本人だけではなく、ご家族との関わりもあります。
ただ、僕が働いていた施設では、新型コロナウイルスが流行してから、利用者さんの居室にご家族が立ち入れなくなったため、相談員が主に家族対応を行っていました。
そのため、僕自身がご家族と直接関わる機会は以前より少なくなりました。
それ以前は、ご家族から質問を受けることもありました。
そのときに僕が意識していたのは、
「聞かれたことに対して、できるだけ端的に答える」
ということです。
余計なことまで話してしまうと、後から話の食い違いが発生する可能性があります。
もちろん、必要なことはきちんと伝える必要があります。
ただ、自分だけで判断できないことについては、無理に答えず、上司や相談員などに確認することも大切です。
家族対応については施設によって職員の役割が違うと思いますが、介護職として働くなら、利用者さんだけでなくご家族とのコミュニケーションも必要になる場合があります。
7.精神的な負担と緊急対応
僕が介護職を10年間続けて、一番きつかったと感じる部分の一つが精神的な負担です。
身体的な疲れよりも、こちらの方が大きいと感じることもありました。
例えば、
- 同じことを何度も言われる
- 暴言を受ける
- 介助を拒否される
- 何度説明しても納得してもらえない
- 常に転倒などのリスクを考える
こうしたことが続くと、少しずつ自分のメンタルもすり減っていきます。
一回だけなら流せても、それが毎日のように続くと、やはり疲れてしまいます。
緊急時は落ち着いて対応する
また、介護現場では利用者さんの急な体調変化など、緊急対応が必要になることもあります。
施設によって対応方法は違うと思いますが、僕が働いていた施設では、緊急時の対応方法をしっかり頭に入れて、落ち着いて対応することが大切でした。
特に夜間は職員の人数が少ないため、急な出来事が起きると大変です。
夜勤中に看護師へ電話をすることもありました。
仕事なので当然なのですが、夜間に自宅で寝ている看護師さんを起こして電話するのは、少し気が重かったことを覚えています。
それでも、利用者さんの安全が最優先なので、必要なときには迷わず連絡することが大切です。
介護職は「給料の割に大変」と感じることもあった
ここまで介護職で大変だったことを紹介してきました。
僕自身、10年間働いていて感じたのは、
「仕事の大変さに対して、給料が十分なのか?」
ということでした。
介護の仕事は、人の生活を支える仕事です。
身体的な介助だけでなく、認知症の方への対応、夜勤、急変対応、職員同士の連携など、さまざまなことを考えながら仕事をする必要があります。
それなのに、「給料の割に大変だな」と感じることは正直ありました。
もちろん、給与や待遇は施設や地域、資格、夜勤回数などによって違います。
そのため、一概に「介護職は給料が安い」とは言えません。
ただ、僕自身が10年間働いて感じたこととしては、仕事の責任や精神的な負担を考えると、もう少し待遇が良くてもいいのではないかと思うことはありました。
それでも介護職を10年間続けて良かったと思うこと
ここまで大変だったことばかり紹介してきましたが、介護職を10年間続けて良かったと思うこともあります。
その一つが、介護技術が身についたことです。
介護技術は、仕事を辞めたからといって完全に無駄になるものではありません。
例えば、もし将来自分の家族や身近な人に介護が必要になったとき、
「どうやって身体を起こせばいいのか」
「どうやって移乗すればいいのか」
「どんなところに注意すればいいのか」
など、介護職として働いた経験を活かせる可能性があります。
また、介護施設を探すときにも、介護職として働いた経験があることで、
「こういう施設は避けた方がいいかもしれない」
「こういうところを確認した方がいい」
といった視点を持てるようになりました。
これは10年間介護職を続けてきたからこそ得られたものだと思っています。
介護職は大変だけど、経験から得られるものも多い
介護職には大変なことがたくさんあります。
人手不足、認知症の方への対応、排泄介助、夜勤、人間関係、家族対応、精神的な負担など、実際に働いてみないと分からないこともあります。
ただ、それと同時に、介護技術やコミュニケーション能力、利用者さん一人ひとりを見る力など、仕事を通して身につくものもたくさんあります。
僕自身も約10年間働いたからこそ、今振り返って「大変だったな」と思うこともあれば、「やっていて良かった」と思うこともあります。
これから介護職を目指す方は、良い部分だけを見るのではなく、大変な部分も知ったうえで仕事を選んでほしいと思います。
まとめ|介護職は大変だけど、10年間働いて得たものも多かった
今回は、僕が特養で約10年間働いて感じた「介護職で大変だったこと」を紹介しました。
特に大変だと感じたのは、
- 人手不足による負担
- 認知症の方への対応
- 排泄介助や身体的な負担
- 夜勤による生活リズムの乱れ
- 職員同士の人間関係
- 家族対応
- 精神的な負担や緊急対応
です。
もちろん、すべての介護施設が同じ環境というわけではありません。
施設によって職員数や勤務体制、福祉用具の充実度、仕事内容などは大きく違います。
そのため、これから介護職を始める方は、仕事内容だけではなく、職員配置や夜勤体制、福祉用具、職場の雰囲気なども確認してから施設を選ぶことをおすすめします。
僕自身は約10年間介護職として働きました。
大変なこともたくさんありましたが、その中で身についた介護技術や経験は、今でも無駄ではなかったと思っています。
これから介護職を目指す方や、介護職への転職を考えている方にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
それではまた次回!一緒に自由な人生を目指していきましょう!タクマネでした!


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